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平尾容疑者とFX

   その日の朝刊を見て、相場とはまるで違う事だが、 「真剣さにおいては、似たところがある。」と思った。
 4月8日松山刑務所から脱走していた平尾容疑者は、4月30日広島市でようやく逮捕された。 脱走した背景には、松山刑務所は塀がない等、色々な理由が考えられる。 しかし問題は「逃げたい逃げたい」という気持ちを本人が抑えられなかった事だろう。
 真剣という事は良い意味で使われる事が多い。 しかし、悪い意味では怖いもの知らずである。
 
 例えば、物では文字通り本物の刀であり、 人で言えば、ギャンブル依存症の真剣さ、 アルコール中毒患者の真剣さ、薬物中毒患者の真剣さである。
   [気持ち悪いというより」、何をするかわからないといったイメージがある。 ファジー推論で考えると真剣度が大きいと思える。

 真剣に対処しなければならないという事は、 適当な扱いが出来ないという事、 背に腹は代えられないという事でもある。
 しかし、相場において「お金が欲しい、お金が欲しい」(*下記参考データ)と真剣なのはわかるが、 実力が伴わないでは結局、夢に終わってしまう。

 相場の実力とは何なのであろうか?
【我慢をし、損切をしっかりとし、そして勝率を上げる事】 この3つ組での方法は最近は常識となっているが、以前はそうでは無かった。
 こういう方法があるからこそ、 デモトレードでも練習になるのではないか?

 5月1日、新聞を見て、そう感じた。

*参考データ 有名なFX投機家、池辺雪子さんが、 DVD「8億円稼いだ池辺流FXトレードのススメ」の中で、 ユーモアをたっぷりに自らのトレードを語った時に使った言葉です。

プロゲーマ ときど

 世間ではゲーム依存症が騒がれている。
インターネットでゲーム依存症を検索しているうち、
eゲームというものを知った。
eゲームとはインターネット格闘ゲームである。
世界では賞金を懸けたeゲーム大会が開催され、その収入で生活するプロもいる。

 その日本のプロゲーマーに「ときど」さんという人がいる。
eゲーム大会での収入が250万ぐらい、他にスポンサーからの収入があるらしい。
東大大学院中退のゲーム依存症などどこ吹く風の経歴の持ち主であるが、
ゲームの練習は最低でも1日8時間、他にスポーツジムにも通っている。

 eゲームでは技術だけではなく、総合力を争う競技、
技術、反応速度、戦略、メンタルが大事、
プレッシャーにつぶされず安定して勝つには、
集中力、心の強さを意識したトレーニングが重要と、
彼は語っている。

 eゲームも「いきなり本番」という事ではない。
本番でのプレシャーに耐える、日頃の練習が実力を養うのである。


 相場での実力とは何であろうか?

 最近は、FXもデモトレードも出来る環境になって来た。
昔のように「いきなり本番」という必要もない。
デモトレードで上手くなっててから、
リアルトレードというのが本筋でないかと思う。

 真剣に対処しなければならないという事は、
背に腹は代えられないという事でもある。
しかし実力が伴わないでは、
お金が欲しいという切実な思いは結局夢に終わってしまう。
 プロトレーダの池辺雪子さんも自分のDVD
「8億円稼いだ池辺流FXトレードのススメ」で、
ユーモアたっぷりに自らのトレードを、
「お金が欲しい、お金が欲しいだけでは無理」と言っている。

 結局、デモトレードでの練習が必要だという事だが、
ファジ―推論で考えると、より「我慢強い」対応が重要に思えるのである。
相場においては衝動買いは良くない結果に終わる事が多い。


 【我慢をし、損切をしっかりし、勝率を上げる】
この三つ組みの方法、このような方法でこそ
デモトレードでの練習になるのではないか。

 安全域内のトレードで、最大損失を考慮し、
勝率を最低でも50%以上に持っていくという事である。
実力がつくまでデモトレードで我慢して練習することが大事である。

「命は鴻毛より軽し」

 土曜日は「命は鴻毛より軽し」という言葉を調べていた。
そしてメモ紙ににその言葉を書いてポケットに入れておいた。

 昨日の外国為替のトレードは荒れた。
米国の雇用統計が不調でドルが大きく売られた。
お陰で円は1円近く買われた。大損であった。

 急にカレーパンが食べたくなり、近くのマーケットに買い物に行った。
ショッピングかごにカレーパンと缶コーヒーを入れ、レジに持って行った。
レジ係の若い女性はかごから出し、金額をチェックする。

 カレーパンと缶コーヒーはかごから出され、レジの台に置かれたままになった。
ビニールの買い物袋に入れてくれるわけでもなし。早く持って行ってくれと言わんばかりの態度だった。

 何か一言言ってやろうと思ったが、次の買い物客に押されてレジから出されてしまった。金額が少ないのでよけいにいやな気がした。

 マーケットから出て家に帰る途中、横断歩道を渡るとき中年の女性とすれ違った。
「お金が落ちましたよ」と声をかけてきた。
「こにお金が落ちましたよ」と指をさした。
見ると五百円玉が落ちていた。
女性の顔を見るとチャリンと音がしたという。
ポケットに手を突っ込んでいた手を出した事を思い出した。
音がしたというからそうに違いない。
お礼を述べて立ち去ろうとした。
「この紙も落ちました」と言う。
「同じね」と言って、彼女はメモ紙を渡そうとした。
「え?」私は聞き返した。
「お金は鴻毛より軽しだわ。気を付けてね」と言って彼女は立ち去って行った。


コインチェックから資金を引き揚げることが出来た理由

 2017年12月初旬、新しい原稿に取り掛かっていた。本の題名は「ファジー推論プログラミング:やさしいMQL5」である。

 その日いつものように、サラダ、ヨーグルト、トースト、コーヒーの 軽い朝食をとってから、経済系の新聞に目を通していた。

 ビットコインの先物が上場するという記事が目に入った。先物上場でビットコインの価格が大きく下がるのではないかという内容だった。

 実は仮想通貨の取引をしていた。
 仮想通貨を始めたのはビットコイン分裂の記事を新聞で見て、色々調べているうちに、「億り人」なる言葉から儲かりそうだと思ったからだった。「億り人」とは仮想通貨で数億円儲けた人の事である。

 取引には一番大きそうな取引所だったコインチェックという所を選んだ。取引にはビットコインよりも安く、将来人気の出そうなイーサリアムを選んでいた。

 コインチェックで口座を開くにはメールアドレス、利用規約の他、本人確認も必要だった。さらに二段階認証もすることになっていたが、二段階認証はしつこい感じがしたのでそのままにした。銀行からコインチェックに送金して、コインを購入するのに支障はなかった。
 10万円を送金しイーサリアムを購入した。
 2017年9月の事である。

 その後しばらく、価格は15%近く下がっていたが、今は持ち直して元金から40%ほど値上がりしている。  しかし、先物上場の記事を見てすぐ売ろうと決心した。

 まだ値上がりしそうであったが、その日のうちに売ってしまった。元金の1.4倍に増えていたので、欲を出さなければ十分な儲けであった。
 その後イーサリアムはさらに上昇し、持っていれば2.5倍の価格までになった。

 価格は乱高下した 。ビットコイン先物上場はまだ続くという。静観することにした。
程なくビットコインの価格はピーク時の半分の価格に落ち着いた。

 そしてインターネットで1月26日コインチェックは取引中止というニュースを知った。幸運だった。コインチェックにあったお金はすでに銀行に引き出してあった。

 昔の事を思いだして危険を感じたのかもしれない。2015年1月15日にスイスは1ユーロ=1.2スイスフランで無制限に介入していたのを、突然解除した。その影響でスイスフランが急騰し、アルパリUKというFXブローカが取引停止に追い込まれていた。

 しばらくして、2月26日に原稿「ファジー推論プログラミング:やさしいMQL5」は完成した。

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